コラム

室内の空気が汚染する原因はいろいろあります。
ガス給湯器などのガス器具に用いられる都市ガスも「ガス漏れ」や「不完全燃焼によって一酸化炭素が発生する」という危険性がわずかながらあります。
普段使うガス器具の安全な使い方を知っておきましょう。

人間の目に見えない『ガス』は一度気になりだすとずうっと気になってしまい、健康に影響がないか不安になってしまいます。
特にガス給湯器などのガス器具は、ガス自体に燃焼性があったり不完全燃焼によって一酸化炭素が発生する危険性があったりと心配になってしまいますね。
今回は、気になる都市ガスの解説です。

【給湯器にも使われる都市ガスの中身】

ガス給湯器やガスコンロ、暖房器具など、便利な都市ガスを日々の生活で利用している人は多いでしょう。
そこで気になるのが、
「都市ガスって何?」
「何が入っているの?」
「漏れていたらどうなるの?」
「吸ったらヤバイの?」
ということじゃないでしょうか?
まずは、都市ガスの中身について考えます。

都市ガスの成分

都市ガスは天然ガスが原料になっていて、その主成分はメタンガスです。
メタンは炭素原子が1個に水素原子が4つついた物質(CH4)で、炭素が2個だとエタン(C2H6)、3個だとプロパン(C3H8)、4個だとブタン(C4H10)という物質になります。プロパンガスはプロパンとブタンが主成分になります。

都市ガスの種類と注意点

都市ガスには13A、12A、6A、5C、L1、L2、L3の7種類があります。日本では家庭用ガスの無毒化が推進され、国内で使われているガスの全てが一酸化炭素などの有害な成分を含まないものになっています。したがって、都市ガス自体は間違って吸ってしまっても一酸化炭素中毒になる危険性はありません。
しかし注意しなければならないのは、使用するガス器具の種類と使うガスの種類が合っているかです。合っていない場合は不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生してしまいます。

都市ガスの特徴・安全性

都市ガスの大きな特徴は、空気よりも軽いということです(メタンの比重は0.56)。空気より軽いため、万が一漏れてしまっても天井のほうに溜まり、窓を開けることで外に排出することができます。
それに比べてプロパンガスは空気より重いため部屋の下にたまってしまい、外に排出しにくい危険なガスとされています(プロパンの比重1.56、ブタンの比重2.01)。

【ガスを安全に利用するために】

都市ガスとシックハウス症候群は直接的には関係ないものの、「見えないガスとの戦い」としての共通点も幾つかあります。以下、ガスを安全に利用するための注意点です。


ガス漏れしていたらにおいがする

もともと都市ガスのガスは無臭なのですが、ガス漏れに気づきやすくするため、あえて付臭剤というにおいの強い成分を添加しています。もしもガス漏れを感じたら、〜襪魍けて十分に換気をし、▲スの元栓を締め、ガス会社に連絡して、げ鯵阿鉾鯑颪靴泙靴腓Α


ガスの臭いは警報機も検知してくれる

最近はガス警報機も進化し、微量なガス漏れや一酸化炭素の発生、そして火災の発生も高精度でお知らせしてくれます。


給排気設備を確認する

ガス器具を利用する際は、新鮮な空気をガスの燃焼に用いるため、排気がきちんとなされるために、給気口や排気口を万全な状態にしておく必要があります。給気口はつまっていないか、排気はもれずに行われているか、排気筒に穴や腐食はないか、変な臭いはないかを確認しましょう。


ゴム管・ガス栓はこまめに取り替える

ガス漏れの原因になりやすいのが、ゴム管とガス栓です。ゴム管は劣化すると硬くなり、ひび割れたり穴が開いたりしてしまうので注意が必要です。ガス栓は旧型のガス栓からヒューズ型へ取り替えることが推奨されています。ヒューズ型のガス栓は安全構造型ガス栓やヒューズコックとも呼ばれ、規定の量よりもガスが多く流れたときに自動でガスを塞いでくれるというものです。


ガスは必ず完全燃焼させる

都市ガスは完全燃焼すると水(水蒸気)と二酸化炭素になります。しかし、完全燃焼するには十分な酸素が必要で、不足すると一酸化炭素中毒の原因になる一酸化炭素が発生してしまいます。
都市ガスが完全燃焼するためにはガスの量1に対して14倍の空気量が必要だとされています(東京ガスのHPより)。したがって、ガスを完全燃焼させて安全に利用するために、十分換気をしてガス器具に新鮮な空気が行き渡るように使いましょう。


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【不安がないのが一番!】

自分の家は安心してのんびり過ごせるのが一番です。
見えないガスに不安を感じたら、悩まずに専門家に相談するのが良いでしょう。

問題なしと判断してもらえれば全然気持ちが変わるはずです。
ガスの不安がない毎日に変えていきましょう!

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  • 都市ガスの安全性

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    都市ガスの原料は天然ガスで主成分はメタン。メタンは空気より軽いためガス漏れしても天井に溜まる。現在、都市ガスに有害成分は入っていない。

  • ガス器具の安全チェック

    ガス器具の安全チェック

    ガス給湯器などは給排気設備を確認する。ガスコンロなどはガス管やガス栓の劣化や損傷の有無を調べる。不完全燃焼を防ぐため換気は十分に

  • 不安なときはガス器具専門業者へ

    不安なときはガス器具専門業者へ

    少しでもガス漏れを感じたらガス会社や専門業者に連絡する。ガスは目に見えないので、専門家に調査してもらうのが安心。

 
 

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