シックハウス,対処

シックハウスの原因物質への対処方法

マイホームがシックハウスであることがわかったら、原因となる箇所を明らかにし、適切な対処をしなければなりません。
家具や日用品が原因の場合は、比較的容易に取り除くことができますが、家に使用されている建材に問題がある場合には、施工業者や保健所などの専門家に相談すると良いでしょう。

化学物質の放出量が少なく軽度の場合

シックハウスの症状は、微量の化学物質でも発症する場合がありますが、室内の空気汚染が軽度の場合には下記の方法で対処できる場合もあります。

ベイクアウト法

ホルムアルデヒドの高温で揮発しやすい性質を利用した方法です。部屋を高温にして(部屋を閉め切った状態で暖房をつける)、ホルムアルデヒドを一気に揮発させ、しばらくしたら換気をし、ホルムアルデヒドを外に排出します。

吸着剤シート

吸着シートはホルムアルデヒドを分解して吸着してくれます。
また、カビや細菌、結露対策にもなり、室内の空気環境を整えてくれます。

換気

窓を開けて換気を行う「自然換気」と、換気システムや換気扇を使用して空気の入れ替えを行う「機械換気」があります。
窓を開ける際には、空気が通り抜けられるように複数の窓を開けると効果的です。

空気清浄機

空気清浄機はシックハウスの原因物質を除去する性能があるものでなければ、高い効果は得られません。
化学物質を分解・除去できる空気清浄機では、空気中の9割ものホルムアルデヒドを除去できるものもあります。
しかし、フィルターの状態も大きく影響するので、フィルターの掃除をしっかり行う必要があります。

建材からシックハウス症候群の原因物質が放出されている場合

新築・リフォームしたばかりの家で、シックハウスが発症した場合、せっかくの新しい家でも、リフォームを行わなければならない場合もあります。
化学物質を放出している建材から、シックハウスに対応した建材へ交換などを行うのですが、必ずシックハウスの症状が改善するわけではないようです。
リフォームを依頼する施工業者は、シックハウスに精通した業者である必要があります。

「シックハウス対策」とうたっていても、化学物質が含まれている合板を使用し、仕上げ剤のみ自然素材を使用している場合などもあり、シックハウスに関する知識がない業者も多くいます。
「シックハウス対応の建材を使用する」という言葉でリフォーム業者を選び、リフォーム後も症状が改善できずに再びリフォーム業者を探すことになってしまうというケースが珍しくないのです。

家具からシックハウス症候群の原因物質が放出されている場合

家具が空気汚染の原因となっている場合は、家具を撤去するだけで症状が軽減してくることが多いようです。
家具を買い換える場合には、家具にもフォースター(F☆☆☆☆)表示があるので、参考にすると良いでしょう。
しかし、カタログには、フォースターの規格についての表示がない場合がほとんどなので、メーカーへ問い合わせる必要があります。

白アリ駆除剤が原因となっている場合

白アリ駆除剤によるシックハウス被害のほとんどが、床下の白アリ駆除剤によるものとされています。
しかし、白アリ駆除剤が床下の土壌に使用されている場合などは、簡単に除去できません。化学物質の放出を防ぐことで対処します。

かつて白アリ駆除剤として使用されていた有毒なクロルピリホスは、現在使用が禁止されていますが、白アリに強い効果のある薬剤は、人間にも大きな影響があるとされているので、白アリ駆除剤に関しては注意が必要です。

床下の土壌に白アリ駆除剤を使用した場合、床下換気扇を使用しても、室内まで化学物質が上がってきてしまい、空気を汚染する場合があります。
この場合、土壌からの揮発する化学物質を吸着し、放散をふせぐために、珪藻土を敷いたり、炭を敷き詰めたりします。基礎部分にも防蟻剤が使用されている場合には、基礎部分にも化学物質の放散を防ぐために珪藻土などでカバーします。
さらに、床下から原因物質が上がってくるのを防ぐために、フローリングの下にも加工をしたり、大掛かりなリフォームが必要になる場合もあります。

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